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子どもたち・保護者の方・智頭町民の方へ : 感謝しつつ

2020/11/1記 私事、

智頭病院勤務が18年目になりました。2・3次医療を担っていた中央病院小児科からの異動に際し、初心は

「保険診療に留めず、子どもたちの保健・福祉など、広義の小児医療(成育医療)を行うこと」でした。

 かつ、自身、過疎地病院勤務は初めてでしたから、お母さん方の気持ちに寄り添うことも軸としました。
お母さん方にお願いし、休日にボランティアで集っていただき、お話をお聞きしました。結果、願いは4つ。

◎ 痛いこと(注射など)はしたくない。 ◎(レントゲン検査など)放射線被ばくは避けたい。

◎ 入院したくない。 ◎ 入院しても、早く退院したい。  検査・点滴等に頼らず、4つを実現するには、

子どもたちにしっかりと向き合い、“本物を診る”資質を高めることが必須となります。加えて、2007年度からは智頭町の「病児保育」が開始され、小児科看護師とともに、しっかりと支援を始めました。幸い、自身の実践は、日本小児科学会からも評価され、2009年度の学術集会では「過疎地病院における小児医療のあり方」として、依頼講演をする栄誉に恵まれました。その後、10年を経過し、診療の水準はさらに高まっています。

 入院や外来での採血や点滴をしないためには、ご家庭における実践可能な家庭看護支援を具体的に提示することが不可欠となります。右は一例ですが、他に例がない方法を展開し、もちろん、お母さん方のご理解も得られ、診療水準が全国に誇れるまでに至っています。4つの ◎ を実現することで、保険診療収入は減ります。極論になりますが、病気になり、病院を受診することなく、日々、保育園・学校に通えていることが、子どもたちと保護者の願いです。例外は、予防接種や乳幼児健診です。

 1年前、勤務を継続する姿勢として以下の5つを思いました。
1 ) 点滴が入らない。2 ) 診療がだれる。3 ) 通勤が辛い。4 ) 当直がつらい。5 ) 当直のトリアージミス

幸い、何れにも該当しません。1)機会が減っていますが、技術は高まっており、研修医に伝授しています。
2)常に笑顔で、心・雰囲気を和らげ、病状の“本物を診る”姿勢が貫けています。3)湖山からのJR通勤で、智頭駅到着の定時は8時10分30秒ですが、8時11分前後にドアが開くことが再三再四で、病院まで、速足での移動で、幸い、8:14にはチェックインできています。4)若い医師同様、毎月6-7回(皆が嫌う夜・宿直を主体に)担えています。5)後期高齢者を含む、全科当直であり、丁寧に対処し続けます。 体調:私事

昨今、自身、戸惑うほどの、心身のエネルギーに満ちています。自律神経系の機能が高まり、末梢循環が改善しただけでなく、細胞の工場に例えられるミトコンドリアが増えている感覚も得ています。感謝しつつ・・・。

~ ~ ~

★ 智頭病院小児科が初めての方へ 

小児科医・大谷恭一の履歴などのご紹介です。

〇 4か国語を話します。笑えますよ。ネイティブな出雲弁、ラヂオで標準語、大阪弁と鳥取弁の4か国
〇 出雲高校、鳥取大学、同神経小児科。鳥取県立中央病院は卒後2年目の研修と、1981年4月から2003年10月末までの計23年7か月:平成元年度から(初代・副院長格の)医療局長を拝命するまでの13年間は、小児科の責任と共に、敷地内併設の鳥取療育園の園長も担いました。助産師さんの願いを支援し、結果、全国の都道府県・市町村立病院で最初に、ユニセフのBaby Friendly Hospital(赤ちゃんにやさしい病院)の認定を受け、小生は認定証を受け、受賞スピーチもしました。赤ちゃんの集中治療棟(NICU)の責任も担いました。院外活動では、県の乳幼児健診マニュアル(初版、乳児編)、県の医療機関用虐待防止マニュアル(初版)などを執筆しました。後者関連では、鳥取市に創設された協議会の初代会長で5年間(智頭病院異動後も2年間)担い、その後、智頭町に創設された同会(本質は子育て支援、家族・家庭支援)会長を継続しています。

1st

〇 智頭への異動は、智頭病院の小児科医が不在になり、中央病院を時間外受診された幼児のお母さんが「智頭では子育てができない!」の言葉でした。中央病院管理職を辞して、臨床医としての今があります。 

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