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【智頭病院小児科医の書庫 】
智頭小学校の学校医としての活動
智頭小学校保健委員会(2020/9/2) :講義資料
主題:新型コロナウイルス感染症
以下、御礼をいただいたメールへの返信
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ノロウイルス
溶連菌
黄色ブドウ球菌(含 MRSA)
季節性インフルエンザ
新型コロナウイルス
学校環境の消毒で重要なのは、
1)ノロウイルス
2)流行期の溶連菌
(ダニ関連で)学校環境の非汚染環境の保持書棚類の上(屋根部分)、桟の上など、埃がたまり易い場所の拭き取り
環境に居て、感染性を有し続けるのは、
MRSAを含む黄色ブドウ球菌:3か月程度
ノロウイルス:2週間程度
季節性インフルエンザ:長くても 15分程度
新型コロナウイルス:どんなに長くても 1時間程度
学校責任では
1)ノロウイルス感染症の児童がいた際は、該当児の動線を検討した環境消毒
※ とくに、吐物の処理と、周囲環境の消毒
2)新コロは、町内で感染者が多発した際、ノブなど、児童、職員が共用する環境部位のこまめな環境消毒は有効
※ 環境からの接触感染防止の本質は、個人防衛!
個々が適切に水道水での洗浄ないし、アルコールでの手指消毒
3)その他は、一般的な非汚染保持(拭き取り)
溶連菌:?→ 特異的な要素はない。通常の飛沫・接触感染防止に尽きる。
個人防衛技術を高めると同時に、とくに、感染者が居る期間では、休憩時間の一斉うがいは禁止で、かつ、ガラガラは飛沫を飛ばすのでモグモグうがいの技術を高める。
新コロ:多人数が出入りする飲食店家族が集う家庭学校など公共施設、医療機関など、各々の特性を知って、適切な対処をすることが肝要!
飛沫、接触感染対策は、全国・どこでも一律ではない。
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