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オミクロン変異株が拡散することで、地球は平和になる!(私見)

欧米諸国やWHOの方針と異なり、日本は季節性インフルエンザ同等の法運用として良い。日本国民は、デルタ変異株による第5波を体験してことで、予防接種率が高まり、生活様式においても“1-3密”を避ける技術が高まり、世界に類がないほどの高いマスク着用が定着している。(“0密”環境でもマスクを着用している光景には驚きを感じてもいる。)

感染性が極めて高いオミクロン変異株による流行は、今後の変異を含め、数年以上(ないし季節性インフルエンザ波に)続く。重症化率が高かったデルタ株と比べ、変異性・感染性が極めて高いオミクロン株は、幸い重症化率は、かなり低い。かつ、新コロワクチン接種対象外の低年齢者における重症例の報告もない。少なくとも、季節性インフルエンザとの対比では、子どもたちにとっては、通常のウイルス性感冒並である。(地球に暮らすために、感染は必要不可欠で、免疫能を高める。)

日本は、日本独自の、国民の生活行動を信頼し、(欧米の方針に影響されない)独自の方策展開が似つかわしい。

☆地震国日本は欧米と異なる対策・生き様を強いられている。東北大震災後の被災した日本人の行動(整列行動等)は世界から驚嘆された。(自然災害には諦観:)“お互い様”で、限られた飲食品を分け与えるなど・・・。

※ 季節性インフルエンザの流行は、限られた地域限定での小流行に留まろうし、やがては地球上から無くなる。(元季節性インフルエンザ“Aソ連型”は、同じH1N1タイプの2009年当時の新型インフルエンザの汎流行後、地球上から流行が失せた。)

※ 季節性インフルエンザは、保険診療で、迅速検査、(高価な)治療薬の処方が容易です。世界に類のないことです。

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WHO は季節性インフルエンザ同等の運用をアナウンスすることは、現時点では無い!ワクチン接種率が進んでいない国が多々あるがためです。

オミクロン株が最初に報告され、感染者数が激増した南アフリカで、早くもピーク越えの情報が出たことは幸いです。ワクチン未接種の若い世代において、重症化せずに、むしろ、不顕性感染例が間違いなく大多数を占めているためのピーク越えとみる。デルタ株は、働き盛りの世代でも被感染し、重症化し、致死例が少なくなかったこととの対比で、オミクロン株が優位になったことで、ワクチン接種遅滞国においても福音となる。(例外的に重症例・致死例が出ることは、残念ながら止むを得ない。)

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2009年当時の新型インフルエンザ禍当時から、一貫して変わらない方針は、「大きなピークとしないこと」「医療体制を整えること」が両輪でした。

新型コロナ渦中は、とくにデルタ株は、日本においても“医療崩壊”と評せざるを得ない事例が相次ぎました。即ち、基礎疾患がない(非高齢年代の)自宅死亡例です。

オミクロン株の流行も、ピークを押さえ、医療資源を整えることが重要であるのは当然ですが、一方で、過剰な政治判断による国民生活の阻害は避けるべきです。

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​大阪で最初に診断されたオミクロン株の市中感染事例は、発端が父(教師)で、濃厚接種歴が皆無で、翌日に妻、その翌日にお子様が順々に発熱した一家族でした。既に、オミクロン株の不顕性感染例が出始めている証です。

= 参考 =

新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン株」の感染が広がる南アフリカで、1日当たりの新規感染者数が減少傾向に転じている。・・・南アは11月下旬にオミクロン株の感染を初めて公表。12月以降は感染者のほぼすべてをオミクロン株が占めているとみられる。従来のベータ株、デルタ株の流行と比べて急激に感染者数が増えている一方、重症化する人の割合は低い。病床にも余裕がある状態で、ロックダウン(都市封鎖)のレベルは強化していない。・・・11月7日~12月18日に南アの病院で死亡した新型コロナ患者のうち、87%がワクチン未接種もしくは一部接種で、接種完了者(13%)を大幅に上回っていた。・・・南アではワクチン接種完了率は人口の約26%にとどまる一方で、人口の約3分の2を35歳未満が占めるなど若年層が多い。専門家は高齢者が多い先進国の感染拡大パターンは、南アとは異なる可能性もあると指摘・・・

FDAは22日ファイザーが開発した飲み薬「パクスロビド」について、新型コロナウイルスの感染症の重症化を防ぐ効果があるとして、正式な承認の前に薬を使用できるようにする「緊急使用の許可」を出しました。対象となるのは12歳以上で重症化のリスクが高い人で、FDAは感染が確認されてからすぐに医師の処方を受け、5日以内に投与を開始すべきだとしています。
「パクスロビド」は5日間にわたって1日2回投与することでウイルスの増殖を抑えるもので、ファイザーは重症化のリスクが高い人に対し発症から5日以内に投与した場合、入院したり死亡したりするリスクが88%低下したとする臨床試験の結果を公表しています。また、実験では変異ウイルスのオミクロン株でも増殖を抑える効果が見られたとしています。

・・・感染したのは府内に住む海外渡航歴のない家族・・・30代の男女と10歳未満の女の子の合わせて3人で・・・18日に男性が体調不良を訴え、その後、ほかの2人も症状が出て詳しく調べたところ、「オミクロン株」への感染がわかった。・・・発熱のほか、喉の痛みや倦怠感などの症状があるということですが、いずれも軽症・・・。・・・30代の男女2人は、ワクチンを2回、接種していた・・・。・・・ほかに子どもが2人いて、いずれも新型コロナへの感染が確認されている・・・。
厚生労働省は、・・・「この夏に比べて感染拡大のスピードが非常に速い可能性がある」・・・

参照:温故知新)COVID-19 市中感染症:新局面 2020/2/14 
[新型インフルエンザ対策]の図:国民生活・経済に及ぼす影響が最小となるようにする

2021/12/23 15:19 記

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12/23(木) オミクロン変異株が拡散することで、地球は平和になる!(私見)

上記を書いてから5日後 12/28(火) 仕事納の日:水際策は対象者が急増し、締め付けを緩めざるを得なくなっている。南ア、イギリス、フランス、イタリアなど、過去催行の感染者数を呈しているが、子どもの重症例・死亡例の報告はない!(~インフルエンザと異なる!)かつ、高齢者の重症例・死亡例が増えている報告もない。詳細は割愛するが、[オミクロン変異株が拡散することで、地球は平和になる!]は軸ブレなし! 大雪後の智頭は今も少しずつの降雪で、外来は散発的!(09:18記)

<私的備忘録> 出典:上図[読売新聞オンライン] 下図はNHK 世界の感染状況 トリミング 

◆ 英 感染者1日10万人で過去最多 ロンドンはオミクロン株が9割か 2021年12月23日/NHK

◆ 新型コロナ感染者 フランスは1日10万人超 イタリアも過去最多 2021年12月26日/NHK 

12/28(火) 私的備忘録として追加した。10:11

220101

オミクロン変異株の流行・定着は、子どもたちにとっては福音:小児科臨床医の立場から

小児科医としては、下記への思いを抱きます。
「オミクロン変異株の(更なる変異を繰り返しつつの)流行が続くことで、インフルエンザの流行が抑えられ、結果、インフルエンザ脳症での死亡例、後遺症例、かつ、頻度の多い、けいれん発作や下気道感染症などが激減する。
地球が平和になることを祈念しつつの新年です。
勿論、オミクロン変異株の大流行を来さない配慮は大切で、本サイトに示している「新型インフルエンザ対策」の概念図は、どんな新興ウイルス禍に共通することです。」

2022年元旦 19:15 平和な急患診療所にて

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